かばくんがお昼寝にかける情熱は、きっとすごいものなのですね。自分の鼻に刺した1匹の蚊を追いまわす様子がなんとも可笑しくてたまりません。
天井に蚊が止まった時は、イスを積んで捕まえようとしたり、昆虫網で捕まえようとしたり。最後には、食器を蚊に向かって、投げまわす始末。ものすごい執念です(笑)
途中、かばくんが「べそかくなーっ!」と叫ぶシーンがあるのですが、蚊も追いまわされてちょっとへこたれちゃったのかしら。結局蚊に振り回されて、体中から汗をかいて「ぜーぜー」。風を入れようと窓を開けたら、蚊は窓の外へ飛んで行ってしまいました。今度も追いかけるのかと思いきや、さすがにかばくんも疲れたんでしょうね。またもとのソファーで寝っころがって、お昼寝です。
これがまた、なんとも気持ちよさそう。
これって、だれでも経験のある一コマですよね。それがかえってわかりやすくてよかったみたい。
色鮮やかな絵とかばくんの表情が、娘には面白くうつったようで、かばくんのセリフも抑揚をつけて読むと、おおはしゃぎ。文章も少なくわかりやすいので、小さい子でも読み聞かせが容易にできる絵本です。