1993年のコールデコット賞オナー賞受賞作品。
原題は、The Stinky Cheese Man and Other Fairly Stupid Tales。
レイン・スミスは、「ヒヤシンスひめ」「ジャイアントピーチダールのお化け桃の冒険」などの絵も描いており、一寸暗めですが魅力的な作品を発表しています。
内容は、昔話をパロディとしたもので、全部で11話が掲載されています。
私自身、パロディとして良いものと悪いものがあって、昔から伝えられた作品を面白おかしく加筆してしまうというのは、その作品に対する冒涜であるとしか思えません。
この作品も、世に出すこと自体が有り得ないと思われる話があります。
昔話を知っていて、正しく理解出来るのであれば未だしも、知らないでこの作品を読んだとしたら、空恐ろしくなります。
そもそもの内容がオススメできませんし、文章量も無駄に多くて、最後まで読むのが苦痛でしかありませんでした。
こうした絵本が評価されるというのが、やはり理解出来ません。