ずっとずっとやまない、じとじと雨。ばばばあちゃんは空に向かって怒ってみた。すると、空からは大雨と稲光の大攻撃。そこで、ばばばあちゃんは考えた。燃え盛るストーブと暖炉の中に胡椒と唐辛子を放り込んだ。すると。辛い辛い煙が空一面に広がった。雲はちぎれ、かみなりも一緒に落っこちてきた・・・
ばばばあちゃんの大胆な行動には子供も大喜び。かみなりが落ちてくるところは、本を縦にするなど、空から地上までの距離感もよく描かれています。
ただ《がらくた》を燃やすというのは、どうなんでしょう。今はリサイクルの時代。家でゴミを《燃やす》という習慣もないですよね。娘も「なんで燃やしちゃうの?」「ここに入れていいの?」と不思議そうでした。気にしないで読み過ごしちゃう子もいるとは思いますが、ちょっとどうなのかなぁ?と思った作品でした。