ノンタンシリーズが好きな息子の絵本購入の参考にするため、全ページためし読みをさせていただきました。
結論から言うと、いつものノンタンシリーズとは少し違って、奇想天外な展開です。
絵本ならではの、どこまでも想像がふくらんでいく感じはあって、「そうきたか!」という面白みはあるのですが、いつものノンタンを求めている人にはあまり向かないかな、という印象です。筋肉モリモリのマッチョなノンタンが見られるので、マニアにはたまらない一冊かもしれませんが…。
一部気になったのは、おひさまを味見しようとしたノンタンが、ゲンコツされてしまうシーンです。現在の在住国では体罰は一切認められておらず、たとえ親が子供を躾のために叱る場面で軽くでもゲンコツしたりすると大事になってしまうような社会なので、こちらの国で育っている子供たちには「暴力」と捉えられて違和感の残るシーンだと思うからです。
絵本全体の評価としては、☆2つから3つの間です。