新装版 ゆきがやんだら(Gakken)
一面真っ白の雪景色で、心が温まる親子のおはなし
どんなにきみがすきだかあててごらん(評論社)
日本語版刊行30周年♪想いのつよさをくらべっこ♥
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8件見つかりました
宮沢賢治の作品の中で、このおはなしは知りませんでした。今回のレビュー企画によってこの作品を知ることができて、とてもよかったです。 馬鹿にされても、自分の思いを貫いた少年のおはなしです。家族愛や強く思う信念の大切さが語られます。 「ああ、全くたれがかしこくたれが賢くないかはわかりません」という博士の言葉が胸を打ちました。
投稿日:2015/10/14
図書館で借りて読んでみました。 杉の苗を植える事を村人から馬鹿にされても、木を切る様に迫られても決して諦めなかった虔十。彼の死後、その杉林は虔十公園林と名付けられ、子供達の遊び場として残ります。 虔十の突然の死には驚かされました。文章が長く、頭が足りないという表現などから、まだ我が子に読ませるのは早いかなと思いますが、もう少し大きくなったら読んであげたいです。
投稿日:2015/10/13
自然の、ふとしたことに喜びを感じる少年、けんじゅう。ばかにされながらも、他の少年をやりすぎし、親のことを助けていきます。 ある日、杉をたくさん買ってもらうようねだって、何年もかけて育てます。枝を落として杉並木になり、子供たちに喜ばれます。 しかし、隣の畑の持ち主から日蔭になるから杉を切れと命令されて断ります。 やがて、けんじゅうも隣の畑の主もチフスでなくなりますが、その後もずっと残っていくこの林を、けんじゅう公園林と名付けられて、愛されていきます。 「足りない」と馬鹿にされていたけんじゅうですが、彼のしたことは、「普通」の人よりもよほど素晴らしいことです。 子供には理解できるかわかりませんが、何度か読み聞かせしていきたいです。
投稿日:2015/10/10
いろんなことでつい笑ってしまう、素直な男、けん十。馬鹿にはされていますが、一生懸命働きます。ある日、親に杉を大量に買ってほしいと頼み、親も初めてのおねだりだからと買います。裏の土地に植えて育てたところ、最終的には子供たちの憩いの場、公園として大活躍。本人がチブスで死んだ後も大切になれて残ります。 地道に暮らしていく男の、こういった、地道に環境保護をしている(そんな大げさなつもりではないんでしょうが)が感動できました。 7歳にはちょっと難しいですが、意訳しながら読み聞かせしました。良い作品だと思います。
まわりからどんなふうにあつかわれても虔十は…。自然を守って育てて大切なことだけどなかなかできません。いきなり杉の苗を700本買ってほしいと言われても私ならノーと言ってしまうと思います。虔十はとてもあたたかい家族を持っていたのですね。
投稿日:2015/10/05
この本は、どちらかというと子供よりも大人向きかもしれません。 いろいろな人が存在する事、また、自然を愛すること等、いろいろな事を考えさせられる、そんな本だと思います。挿絵もこの本の内容をわかりやすく表現してあってとても良い本だと思います。
投稿日:2015/10/03
以前この話を読んだ時は、弱い者いじめはよくないこと、そして自然を大切にしましょうという道徳的なメッセージを感じました。 今回、伊藤秀男氏の子どもの気持ちで描かれたような、素朴で味わいのある絵とともに読んでみると、虔十の純粋でけがれのない心が、強く響いてきました。 まっすぐに伸びた杉の木や、整然と並んだ杉林のようすは、虔十の純粋さと強い信念を象徴しているように思いました。
虔十(けんじゅう)は、いつも笑っていて、周りから、少し知恵が足りないと思われています。そんな虔十が杉苗を700本、親にねだって家の裏に植えました。 笑われようと馬鹿にされようと、懸命に杉の苗を育てる虔十。冗談半分に言われた枝打ちも真に受けて、林のようになってしまいますが、そこは子どもたちにもってこいのあそび場になりました。子どもたちの遊ぶ様子を嬉しげに眺める虔十。 隣から木を切るように迫られた虔十は頑としてその要求を断り、身をていして林を守りますが、その後病気で若くして亡くなってしまいます。 そして20年の歳月が流れ、村には昔の面影はこの子どもたちの遊び場以外にはどこにもなくなってしまいました。 ある日この村出身の博士が里帰りをして、この林を見て子供の頃を思い出します。そしてこの遊び場の大切さに初めて気づいて、この林を虔十公園林と命名し、子供たちのために永久に保存することを提案します。 自然を壊すことは簡単ですが、元に戻すことはとても難しいことです。ふと、「木を植えた男」を思い出しました。黙々と育て続けることの意義深さ、何も見返りを求めずコツコツ努力することの大切さ、そういったものを神仏が見届けていて、ほんとうのさいわいをもたらしてくれるのだと思いました。
投稿日:2015/09/25
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