ありえないことを当然とやってのけてしまう。タイトル通り、「感覚」が“アベコベ”のおかしな一家のおはなしです。
原作が出版されたのが1995年。日本で出版されたのが1997年の作品でした。
「むかし……」で始まっていますが、昔話ではなくて創作です。
絵柄がはっきりしていて色彩も明るく遠目がききます。
一般的な生活様式全てが“アベコベ”の感覚を持っているのを抜かせば、とても楽しい気立ての良い一家です。
気になったのは、こんな素敵な一軒家に住んでいて、お仕事は何をされているのかな〜ということ。
パジャマ姿で出勤はできませんもんね。IT関係の仕事で、自宅でやってたのかもしれません。
楽しい絵本で、読み聞かせにももお薦めですが、
個人的には、面白いはなしだからと、年齢に関係なく読むより、“アベコベ”の生活を“ふつう”だと思って生活しているんだ。ということを理解できる年齢以上のお子さんたちに読んであげてほしいです。