はやみねかおるさんの児童向けの小説なので、
10代の少年少女たちにはとても読みやすいし理解しやすいと思います。
正直親世代となりますと、まず、この文体や横文字になれるのに、ちょっと時間がかかりました。
今時の若者たちに浸透しているSNSをふんだんに使ったトリックミステリー(と呼んでいいかな?)でした。
後書きを読んでわかりましたが、江戸川乱歩風の物語をイメージして書かれたそうです。トリックミステリー的な要素は、確かに!と、思いました。
この本を読んで勉強になったなぁと、思ったのはSNSという(通信)交流手段の世界って、こういうものなんだと、何となく形で見えたことですかね〜。
私はアメリカの作家「ダニエル・キーズ」の大ファンでもあるので、後半の展開は面白かったです。
表紙を見ただけで毛嫌いしないで、読んでみてよかったと思いました。
おススメは12,3歳以上くらいから、な感じがします。
悪くはないのですが、あまり年齢の低い子どもたちに、こういったネット社会のことに詳しくなりすぎてほしくないのが本音です。