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さむがりやのゆきだるまなかなかよいと思う みんなの声

さむがりやのゆきだるま 作:三田村信行
絵:小野 かおる
出版社:小峰書店 小峰書店の特集ページがあります!
税込価格:\1,210
発行日:1978年
ISBN:9784338013246
評価スコア 4
評価ランキング 27,493
みんなの声 総数 9
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  • 冬なのにあったかい

    とってもさむがりの雪だるまにあった女の子が
    雪だるまを少しでも温めてあげようと奮闘します。
    布団をかけてあげたり、お風呂に入れてあげたり、
    雪だるまだけに、どんどん小さくなっていってし
    まうけれど・・女の子や、お母さん、雪だるまと
    のやりとりが、可愛くて冬のお話だけど、ほっと
    あったかくなるお話です。

    投稿日:2012/11/11

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  • ほんとに寒がりなのね

    考えてみればかわいそうな話です。
    だって、寒いところでしか出来ないはずの雪だるまが雪だるまが寒がり屋なんて...
    しかも、少々の寒がり屋ではありません。
    寒くて寒くて仕方がなくて、暖かいものを食べて、お酒を飲んで、お風呂につかって、お布団かぶって...
    それでも寒くて仕方がないんだから。
    子どもは、どんどん小さくなっていく雪だるまの変化が楽しかったようです。
    でも、想像つくけれど、最後には解けて消えてなくなってしまった雪だるま。
    これが、雪だるまにとって幸せだったのか不幸せだったのかは考えるところですが、こんな雪だるまのお話はちょっとないので、おもしろかったみたい。
    この雪だるまの人間くささがいい感じ。

    投稿日:2010/01/29

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  • 矛盾を抱えて存在する意義

    • 花散里さん
    • 30代
    • ママ
    • 京都府
    • 女の子8歳、男の子3歳

    「さむがりやのゆきだるま」
    そう、雪だるまなのに寒がり!
    鍋焼きうどんを食べ、お酒を飲み、お風呂に浸かり、布団に入り・・・
    でも体が雪でできているから、どんなにあっためても、寒い。
    そして、どんどんと溶けていき、
    それでも最後まで「さむい、さむ・・・」とつぶやき、
    最後はお布団の小さなしみに。
    そのしみもお日様に干したらなくなってしまう。

    いわゆる「かわいい」オチはなし。
    「ああ〜いいお話だったな〜」と感動するものでもない。
    しかし、頭の中には作者が問いかけるものが残る。
    私にとってそれは「矛盾を抱えて存在する意義」。
    人間、さまざまな矛盾を抱えて生きていて
    できることなら、その矛盾を無くしたいと思うけれど、
    その矛盾を無くすことは、その人間ではなくなることなのか、と。
    うーん、難しい。

    作者の「おとうさんがいっぱい」も、存在の不確かさを描いたものでしたが、
    このようなテーマの絵本、児童書は私はほかに見たことがありません。

    投稿日:2008/01/25

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  • ゆきだるまはどうしてとけるの?

    • はらりさん
    • 30代
    • ママ
    • 熊本県
    • 男の子3歳、男の子0歳

    大きなゆきだるまがひたすら「さむいさむい」と訴えて、女の子のおうちに転がり込み、どんなに暖かくしてあげてもまだ足りません。当然どんどん溶けて小さくなってしまうのですが、そんなことおかまいなしにゆきだるまはお風呂なんかにも平気で入ってしまうのです。どんなオチが待っているのかと思いきや、朝になったら全部溶けて、なくなってしまうのです。親子ともどもどう受け止めていいのやら・・・といったカンジです(たしかに溶けちゃうしかないんでしょうけど)。
    この本を読んだ後には長男から「ゆきだるまはどうしてとけちゃったのよお?」とずーっと質問攻めにあってしまいます。

    投稿日:2007/05/07

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  • どれだけ寒がり?

    タイトルにつられて手に取りました。

    お話はいきなり見返しのカバー部分から始まっています。

    ある日、なつこが遭遇したとても寒がりのゆきだるまのおはなしです。

     なつこはある日、ゆきだるまに声をかけられます。「どこかあたたかいところ知りませんか?」

    なつこは家に連れて帰りますが。。。

     ゆきだるまが寒がり、、似たような話どこかで聞いたような、と思ったらアンデルセンにありましたね。ストーブに憧れる雪だるまのお話。
    あちらにはちゃんと「落ち」もあり、考えさせられる内容ですが、この絵本はちょっと違います。

     こう、暖かいんですね。絵柄もそうですがなつこやおかあさん、おとうさん、みんなが親切なんです。
    全員「そんなことしたらとけちゃうんじゃないの?」と思いながらもゆきだるまの寒がりに同情し、あたためてあげます。

    すごく大きかったゆきだるまがどんどん小さくなっていく様はユーモラス。その顔もちょっとなさけなくってかわいいです。

    ラストまで一直線に話が進んで、あとはぽっと心が温まる感じです。

    投稿日:2006/12/09

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