怖がりの娘には、このお話どうかな…と少し躊躇しながら読み始めましたが、案の定、おばけが登場するページは息をのむようにして見ていました。嫌がったら読むのをやめよう…と思っていたのですが、その後の展開でおばけたちが泣き出したり喧嘩を始めたり、あれあれ?もしかして怖くない?と持ち直したようで、月まで届くなわとびのページでは「すごいね〜!」と目を輝かせていました。
「あかいおもちはいちごのあじなのかな?」
と、おもちの色にも興味津々!
子どもにしか分からない子どもだけの世界。遠い昔、こんな経験をしたようなしなかったような。現実と夢の間にある世界をこの絵本ではダイナミックに再現してくれます。子ども時代の純粋で無垢な心を大切にしてあげたいなと思いました。