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4件見つかりました
キム・シオンは、中国で絵画と散文詩で知られる作家。 この作品は、アメリカやカナダで翻訳されているようです。 絵本の舞台は、中国。 主人公の石像は、日本の狛犬の元祖。 こまいぬの目線で見た人の世界を描いています。 故郷を守っているのは、わたしだという自負があって、人は年をとり故郷を捨ててしまっても、わたしはみんなのことを覚えているのです。 文章は少ないのですが、どのページの言葉も染み入るもの。 抒情詩のような文です。 絵も色合いは暗いのですが、どこか暖かみが感じられるものです。 読んで感じる絵本なので、対象年齢は難しいところ。 むしろ、大人が読んで故郷に思いをはせるといった類の絵本と言った方が良いかも知れません。
投稿日:2010/11/06
こまいぬのつぶやきが淡々とつづられています。 中国のこまいぬははじめてみましたが、愛くるしい顔なんですね。 村の歴史を見続けて守り村の人々の成長を見続けて守り・・そんな 根のはったこまいぬの存在の重さに胸が打たれました。 こうして誰かが見守っていてくれるというのは本当に安心しますね。 村人が大きくなって村を出て行く、みんなは私のことを忘れてしまうだろう・・・とつぶやくこまいぬは少し寂しそうです。 それでも、はっきりと わたしはみなのことはわすれない と言うこまいぬの気持ちがすごく温かくて故郷っていいなぁと思います。 村を出た人たちも、きっと心のどこかに忘れないでいるのだと思うのです。 自分の歴史の隅にいつもいた・・こまいぬ これを、何歳の子どもに読んであげたらいいのだろう・・・と悩んで絵本ナビさんを見てみましたが、子どもの年齢があがっていなくて残念でした。 小学生高学年なら、感じるお子さんもいるでしょうか・・?
投稿日:2009/11/21
村でいちばんの年寄りで、ふるさとをじっと守り、 何もかもを見てきたちいさなこまいぬと、 こまいぬを心のよりどころにしてきた村の人々の静かな交流の物語。 こまいぬの石のような、でも、ところどころ砂壁のようなタッチの、 重く沈んだ色彩の中の静かな挿絵がとても素敵。 村の時のうつりかわりをすべて目にやきつけてきたこまいぬの、 大きな大きな目が印象的でした。 何も言わないけれど、存在感をしっかりと感じるような こまいぬ。いつもはまっすぐ正面を向いているこまいぬが、 時々、天を仰ぐような場面が静かで美しい絵に、 胸がキュッとしました。
投稿日:2008/12/04
表紙の絵に心を奪われてこの絵本を選びました。一瞬の時をぎゅっと凝縮したようなノスタルジックな雰囲気がとてもよく表現できていると思いました。ふちを赤色と茶色の中間の様な色で囲っているのにもセンスを感じました。とても味わい深い絵本でした。言葉が短めで少ないところも厳選して心に響く言葉で良いと思いました。詩の様に訳してあるのも絵ととてもよくあっていると思いました。原書も読んでみたいです。
投稿日:2008/10/11
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