せんろはつづくシリーズはとても夢があり、電車が好きな子どもも、そうでない子どもも大好きになる、魅力溢れる絵本です。その最新作が出たということを新聞で知り、即座に購入しました。
今回はすずきまもるさんがお話も絵も担当されているということで、いつもとは少し違うのかな?と興味を持ってページを開きました。
これまでの3作をイメージしていた私からすると、少しイメージが違いました。まず、文字数が多く、対象年齢もぐっと上がります。線路をどんどん作っていったり、橋を作っていったり…というストーリー展開が好きだったので、そのようなストーリーではありません。
いつものこびとたちが登場するものの、ものがたりではなく、日本の鉄道を北から南まで詳しく説明してくれているといった絵本です。
タイトルにあるように、日本一周するので情報が盛り沢山で電車が大好きなお子さんはきっと、沢山の電車が出てきてワクワクするでしょう!
すずきまもるさんが、どれだけ電車、鉄道を愛されているのか…とてもよく伝わってきます。
また、コロナ禍で旅に出られない中、この絵本を見たら旅をしている気分も味わえるでしょう。
細かな絵や説明も小さな字でたくさん書かれているので図鑑を見ているかのようです。
どのページもたくさんの電車が乗っていて、電車が好きな子はいつまでも眺めていられそうです。
反対に、電車にそれほど興味がない子どもには、これまでの3シリーズとは違う印象を受けるかもしれません。