うちの息子はじいちゃん大好きで、小さい頃は「ぼく」と同じで毎日のように公園や散歩に連れて行ってもらってました。散歩はじいちゃんと!息子の中で決まっていたようで、私とは行きたがりませんでした。息子も「ぼく」と同じように、毎日の散歩の中で、新しい発見や驚きを見つけては、未知なる世界への憧れと期待に胸を膨らませていたのでしょうね。転んで泣いて帰ってきた日もありました。嬉しい楽しいことだけではなく、こまったこと泣きたくなるような逃げたくなるようなこともあったと思います。それでも毎日じいちゃんと散歩に行きたがったのは、じいちゃんが魔法の言葉を唱えてくれていたからだと思います。じいちゃんがいる、守ってくれる、助けてくれる、「大丈夫」と言ってくれる…
まるでわが子の成長を見ているような絵本です。
「ぼく」は少しずつ大きくなり、今度はおじいちゃんに「大丈夫」といっています。何度も何度も毎日のように使っている「大丈夫」には、すごい力があるのだなと改めて思いました。
うちの息子も少しずつ大きくなり、じいちゃんが手に負えないほど活発にすくすく成長してくれました。
「大丈夫」…私も魔法を唱えるように、大切に言いたいと思いました。