「クリスマス人形のねがい」 なかなかよいと思う みんなの声

クリスマス会で紹介してもらった作品。絵はバーバラ・クーニーです。
絵本というより、字がとても多いので、絵物語という感じでした。
クリスマスの日にドキドキして待っているのは、子どもたちだけでなく、プレゼントされる人形たちもなのよ。という逆転の発想が面白かったです。

小さな子向けの話ですが、小さい子ですと、字が多くて読めないかもしれないので、お父さん、お母さんに読んでもらうといいかな〜と、思いました。
ただ、各ページのバーバラ・クーニーのイラストがとても素敵で、物語性が伝わってくるので、異を見ているだけでも、最後はみんなが幸せになるお話だというのは分かります。

ルーマー・ゴッデンの『人形の家』や『ねずみ女房』を読み、
作品の面白さに惹かれ、
ほかの本でもお薦めされていたので
クリスマスも近いし読んでみました。

ただし、絵本だけれど、児童書のように
量が多く、ちょっと省きながら読みましたが、
それでも30分以上かかりました。
でも、子どもも途中でやめようといわず、
最後まで眠そうな目をこすりながら聞いていました。

最初は、無謀ともいえる女の子の強気な願いが
様々な偶然や奇跡で最後には
ハッピーエンドになり、読後感はとてもよかったです。

クリスマスの絵本だったので選びました。美しい挿絵に息をのみました。細部までとても丁寧に描かれていて素晴らしかったです。日本とは少し違うクリスマスの風景にどんどん惹かれていきました。ケーキではなくパンの様な物が食卓に用意されているのも、主人公が町で温かい飲み物を口にしているのもとても魅力的でした。主人公が温かい家庭ですくすくと育っていくのが目に見えるようでした。クリスマスの時期に読みたい絵本です。