エゴン・マチーセンはデンマークの絵本作家で、この作品は1947年のものです。
物語は、ボスザルの命令に、あるとき我慢できなくなったオズワルドが「いやだ」と言ったことから、大きく展開します。
初めに言うのって勇気がいることですが、皆の思いも同じだったので、オズワルドに同調するのです。
仲間がいることの意義、一人では決して生きていけないことを教えてくれる気がします。
ただ、どのページもワザと誤った表現を訂正する箇所があるのですが、どうも馴染めませんでした。
例えば、「おなかがしっぱいしたので おっとまちがい いっぱいになったので」という記載は、その言い回しがその国の韻を踏んでいるのか思われるので、訳が難しいのかも知れません。