かの有名なボブディラン作なんて。と私が凄い彼のファンでリアルタイムで彼の歌を聴いていたわけではない。後々彼に影響を受けた後輩らの歌の歌詞に登場するくらい有名な方としか知りえない私が言うのもかたじけないが、彼のファンなら”たまらない1冊”であろうと想像する。
6歳の息子は一通り読んであげた後、また珍しく初めの頁をめくり最後の頁のシーンと見比べていた。日本では馴染みのない各頁のシーンの背景絵も気になるらしく、所々でさまざまな質問攻撃にあった。どっぷり日本人としての息子には、そのくらいアメリカンな思想や空気満載だったのかもしれない。後付で、挿絵の丁寧な解説と題名にもなっている歌の歌詞も付随されていて、また更にもう一度初めから読んでみると違った感想が味わえた。夢を抱いて前向きになれる1冊だった。