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世界の国からいただきます!

世界の国からいただきます!(徳間書店)

世界26か国の食べものを紹介した、楽しい大判絵本!

たいふうがくるなかなかよいと思う みんなの声

たいふうがくる 作・絵:みやこし あきこ
出版社:BL出版 BL出版の特集ページがあります!
税込価格:\1,430
発行日:2009年12月
ISBN:9784776403791
評価スコア 4.33
評価ランキング 15,297
みんなの声 総数 20
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  • 子どもの目線と心

    台風がくるからと早下校。
    明日は海に行く約束なのに。
    そして、台風が来て通り過ぎて。
    子どもの背丈からみた風景と、子どもの心が伝わってきます。
    そして、台風がやってきた緊張感。
    夢の中の風景が、海に生きたい願望とあいまって象徴的なお話になっています。
    木炭で描かれたモノトーン。
    最後に唯一の空色が使われていたのですが、緊張から解放された子どもの思いでしょうか。

    投稿日:2010/06/21

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    3
  • 子どもを意識したら、もっと素敵かも!

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子14歳、女の子10歳

    「何やら面白そうな表紙だね」といいながら、上の子が手にして読みました。(1人読み)
    なんと!この絵本の作者は、「ニッサン童話と絵本グランプリ」に何度も応募し、優秀賞2回、佳作を3回も受賞。
    本作品は(たぶん)6回目に応募した2009大賞作品です。

    1ページ1ページの描き方がすごく印象的です。
    小学校2,3年生くらいの男の子が主人公なので、彼の目線で「ピックアップされて見えている」のだろう世界が、バーンと描かれています。

    小学校の教室で、「台風」の注意をしている先生が、怒ったように見えるのは、少年の心の目じゃないでしょうか?
    家の居間から見えるに曇った外の風景。
    台風を吹き飛ばそうと、夢で見た大きな船のマスト。そこに描かれている太いロープの傷み具合がいい感じです。
    この作者は観察眼も素晴らしいし、描写力もすごいです。
    なんといっても印象的なのが、台風一過のあとの青空!
    それまでモノクロで描かれていただけに、青い空の見「ブルー」で色づいているので、とても目に焼きつきました。

    印象的で、芸術性は高い絵本だと思いますが、
    「子どもに伝える絵本」「子どもが読みたがる絵本」かというと、ちょっとどうかな〜。
    作者が本格的に子どもを意識して描いてくれる絵本があったら、とてもいいものができそうな気がします!

    小学校高学年以上、中高生や、絵を勉強したいお子さんにはお薦めです。

    投稿日:2010/03/29

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    2
  • アングル

    モノトーンが多く、最後にはっとするような青。
    この色遣いが、みやこしさんの他の絵本にも通ずるような、
    みやこしさんらしい絵本だなあと思っていたのですが
    「心憎い考えと計算」は、他にもあったのですね。
    見開きに絵本作家の杉田豊さんの言葉が書かれていたのですが
    そこに「アングルがローアングル」とあって、本当だ、
    なるほどなあと思いました。「嵐の夜は魚眼レンズのよう」だし。
    こう考えると、絵本作家さんって、絵が上手だとか、
    物語がおもしろいというだけでなく、本当にいろんなことを
    考えながら絵本を描いているのだろうなあ。

    台風が来る時の不穏な感じや、「おでかけの予定が延期に
    なってしまってどんよりしてしまった「ぼくの気持ち」などが
    すごく伝わってくるモノトーンでした。

    投稿日:2013/10/11

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    1
  • はっとさせられます

    絵本大賞につられて読みました(ミーハーなんで…)モノクロでのタッチが主人公の少年の心の重さを感じさせます。読み進むたび、夢の中で台風を吹き飛ばす船が出てきて、この夢がステキです。でもさらにページをめくると最後に…
    こんな青空を見た事あったなあ…空って広かったよなあ…昔を思い出しました。子供の気持ちに戻れるステキな絵本です。大賞だけのことはある!(笑

    投稿日:2010/11/07

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    1
  •  家族で海に行く前の晩に、台風が近づいてくる。海に行くのを楽しみにしていたぼくのはらはらする気持は、次第に強まる雨や風とともに高まってくる。
     白と黒だけで描かれた絵は、とてもインパクトが強い。そして、斜め下からのぞきこむようなアングルで描かれた絵は、広がりを感じるとともに印象的。ぼくと同じ目線で、ドキドキハラハラする。目が覚めて、空が晴れているのを見たとき、やった!!、という気分になる。
     台風を追い払う機械があればいいという発想が、男の子らしくてほほえましい。

    投稿日:2010/02/22

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    1
  • 子どもと台風

    子どもにとって、台風がくることは、怖さもあり、でも日常と違うことが起こるワクワクするような気持ちも少しあって、不思議な感じでした。

    もし楽しみにしているイベントの日に、台風が来て中止になるとなると、そこにも持っていけない悔しさも感じます。

    この絵本には、そういう気持ちが、ものすごく上手く描かれています。

    投稿日:2017/10/24

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    0
  • 台風の前

    台風のシーズンになってきたので、読んでみました。

    台風が来る前の、緊張や不安がよく伝わってきます。
    特に、この主人公は、週末の海水浴の予定もダメになってしまうので、そのガックリと残念な気持ちが、伝わります。

    モノトーンの絵の世界は、こんな気分を表現するのにピッタリな手法だと思いました。

    投稿日:2012/09/23

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    0
  • 空の青

     「もりのおくのおちゃかい」でみやこしさんのファンになった娘のために、図書館で借りてきました。

    大胆な構図だけれど、繊細な描写・・・そんな印象を受けました。
    台風の威力と、子どもの心の揺れが、対照的に描かれているようにも感じました。
    1ページ1ページ、ぐっと迫ってくるものがあります。

     そして、最後に描かれた空の青。ここで一気に青空に向かって気持ちも解放されていきますね。

    投稿日:2012/02/08

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  • 台風の物悲しさ

    3歳11ヶ月の息子に読んでやりました。台風がやってきて、明日行くはずの海水浴が行けなくなってしまう・・・というぼくの物悲しさを淡々と鉛筆のデッサンによるモノトーンが語ってくれます。台風という荒々しさより、いけないという悲しさ、期待を裏切られたという気持ちがつづられているのです。ちょっと珍しいですね。息子に台風のことを教えてやろうと思ったのに、台風のことにはあまり触れられていないので、ちょっとそれは残念かな。

    投稿日:2011/08/17

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  • 爽快な読後感

    • がるこさん
    • 20代
    • その他の方
    • 埼玉県

    墨のモノクロで描かれる、台風一過までのお話。アングルや色づかいで、「ぼく」の気持ちがうまく読者に伝えてくる。最後の青空のシーンは、主人公だけでなく読者の心まで晴れ晴れとさせてくれる。

    投稿日:2011/07/26

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