子供って、すぐいろんなものになりきってしまいますよね。このお話は、ある晩いろんな動物が出てくるお話を読んでもらった女の子ロッテが次の日、いろんな場面で動物になりきって一日を過ごすというものです。その変身するときの言葉が「じゃーん!」。イラストとこの「じゃーん!」が可愛くて娘のために手に入れました。
読んでみて、やはりお話よりも何よりもイラストが可愛い。ロッテの変身した動物たちの表情がとても生き生きしていて、ぎゅっと抱きしめたくなります。原題は「RAH!」。イギリス英語だからでしょうか、米国ではあまり聞かない表現です。一日中、遊びにお付き合いしてくれたお母さん、優しいなー。
1回目に読んだときは展開がイラスト負けしていると感じたのですが、子供と何度も読み返す中、嬉しそうなロッテの笑顔を見て、ジンワリとこの絵本のよさが伝わってきました。4つ星にしたのは、うーん、やはり展開に工夫があってもよかったかもと思うので。イラストがとても魅力的なので、もう少し遠近のある(アップとか)ページがあるとダイナミックさが出るかなーとも思いました。