アメリカで生まれ育った娘には、日本語だけでなく、日本の文化や歴史を知るきっかけにもなる絵本を読んであげたいと思い、できるだけ幅広く、多くの昔話や四季の行事を描いた本を折に触れて読んできましたが、そんな中でも、この絵本は、ちょっと異色!
大好きなつちだのぶこさんの面白おかしい絵にもかかわらず、ひたすら???の顔で、ぽかーんとしたまま聞いている娘。私1人が変にハイテンションな雰囲気・・・。どうやら日本語独自の「付け足し言葉」のおもしろさがまったく理解できないようです。
この温度差をどうやって埋めよう、と思っていたとき、突然、「しーらんペッタンゴリラ」で空気が一変!
「あっ、これって、いつもJが使ってる言葉だよね〜!」と言うと、娘は大にこにこで、あ〜、そういうことだったんだぁ、とでも納得するように、急にこの絵本のおもしろさに目覚めたのでした。
そう、そういう言葉遊びだったのよっ、これは!
意味はわからなくても、使い始めると、ほんとに楽しくなりますよね。
でも、齋藤さんのあとがきによると、付け足し言葉は急速に廃れてきてしまい、今や消え去ろうとしているのだそうです。
私も率先して、子どもといっしょにいっぱい使ってみようかな?!