ペットボトルの中に現われた虫みたいな変な生き物がものすごく唐突に現れたシーンはちょっとばかり「ん?」と思いましたが、
そのペットボトルの虫《豆糸男(主人公の公平が命名した仮の名前)》が出てきてからのやり取り、公平が学校の限りなく少ない友達たちと「お笑いグループ」を結成して、練習に励む姿などはとても楽しく読み進めました。
特に出だしの《豆糸男》にしてやられた
「さあーんっ、きゅううううー!!」のシーン合面白かったです。
作者は少年たちに「お笑い」をやらせたかったのかなぁ(^^)
子どもたちそれぞれの過去や生き方も垣間見えたので、同年代の子どもたちには世界観が共有しやすいのではないでしょうか?
講談社のYA!文庫は、子ども達が手に取りやすい量の文章で、
身近な主人公たちが青春するお話がいろいろそろっています。
本がやや苦手なお子さんたちも手に取りやすいと思います。
中学生くらいのお子さんたちにお薦めです。