初めて読む昔話でした。
ととさんはお父さんのことなのですね、
なんとなくお殿様のお話だと勘違いしていました。
おなかの痛いととさん。
かかさんの勧めで和尚さまにどうしたらよいか聞いたら
カエルを飲めと。
くり返しでどんどん強いものを飲むよう言われ
言われるがまま、ずんずんととさんは飲み込んでいき・・・という昔話。
繰り返しの面白い、それも飲むかーという
あり得ない展開を楽しむ絵本です。
昔話に突っ込むのも大人げないですが
何の落ち度もない猟師が流れで飲み込まれ
救済のないオチは納得いかないです。
和尚さまにききなされと繰り返すかかさん、
蛇やら鬼やらを飲み込めと勧める和尚さま、
らくになりたくて言われるがまま飲み込むととさん、
どれもお話のユニークな部分なのですが
うわー、無責任・・・と感じてしまいます。
とても音の面白い絵本ですが
何度も読まないかなーという感じです。