【内容】ひょんなことからしっぽが黄色くなってしまった黒猫。こんなのいやだと思っているとしっぽも黒猫を嫌がってしまう。しかしふたつは身体でつながっているので避けようにも避けられない。しょうがないなぁ。
ん?と思わせる題名に惹かれました。
世の中にはどうしても気の合わないものがある。それが生き物であったり、生き物でなかったり。いやだけど仕方の無いことだってある。そんな時どうしよう。そうか、自分が変わってみたらどうかな。
自分の考え方へのとらわれから一歩抜け出せ、仲間を共感できる。そんな作品です。
当たり前のように目にしているものにあえて着目した作者の視点。なぜかと思えば作者は獣医さんでいらしたのですね。納得と同時に意外な着眼点が楽しい作品でした。