どんなにきみがすきだかあててごらん(評論社)
日本語版刊行30周年♪想いのつよさをくらべっこ♥
新装版 ゆきがやんだら(Gakken)
一面真っ白の雪景色で、心が温まる親子のおはなし
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5件見つかりました
話は全く違うのですが、「つるのおんがえし」を連想しました。 老夫婦に助けてもらったカモは、娘となって恩返しするのです。 機織りではなくて紬ぐるまが出てくる所に類似性を感じ、使われ方の違いに不思議な感覚を覚えました。 紬ぐるまを使って、娘は自分を置き去りにした仲間のカモ、自分の親ガモを呼び寄せるのです。 娘の気持ちは複雑です。 一緒に飛んでいきたい気持ちと、置き去りにされた無念さと、老夫婦の家での自分のよりどころを失ってしまった悲しさが交錯する感じが打ち寄せて来ます。 でも、カモはカモなのですね。 余韻の大きいお話を、淡い絵が包みこんでいます。
投稿日:2024/11/30
読み始める前に 「ウクライナ!戦争しているところだね」 と小3の息子が言いました。 読み終わった後、 子どもたちが 「鶴の恩返しに似ているね」 と言っていました。 戦争も長引き、次第に関心も薄れてきている ウクライナですが、 昔話では日本と似たようなお話もあり、 同じようなお話に親しんできた人もいるんだと ウクライナにより親しみを感じました。 早く平和になることを祈ります。
投稿日:2024/05/31
読み始めた時、子どものいないおじいさんとおばあさんという設定、しかもウクライナ民話とあったので、「ゆきむすめ」を思い出しました。 私は、娘がやってくるけれど、時機にいなくなるという結末を予想しながら読みました。 かもを助けたおじいさんとおばあさん。留守中に掃除ができていたり、食事の準備がしてあったりと不思議なことが続きます。 確かに「つるのおんがえし」的な恩返し物で、成行きが興味深かったです。 絵がとてもきれいで、切ないお話に合っていると思いました。
投稿日:2008/05/14
森でかもをみつけるところは、かぐや姫にも似ているなと思い、全体的な話の流れは鶴の恩返しに似ているなと思いました。 国はちがえど、話が似ていることってあるものですね。 お話には、類似性があっても、描かれている家のなかのようすや文にでてくる料理の名前、登場人物の着ている衣装などには、異国の文化の香りを感じます。 最後に残されたおじいさんとおばあさんがなんともさみしそうで、それで終わってしまっていいのかなって、やや尻切れトンボ的な感もあるのですが、カモとなって飛んでいった少女にとっては幸せだったのかも。と、楽観的な感想をあえてもって読み終えました。
投稿日:2008/09/25
どこの国にも、似たようなお話ってあるもので、この『かものむすめ』も、大筋は鶴の恩返しと同じです。 オリガ・ヤクトーヴィチさんのイラストによるウクライナ地方特有の民族衣装をみて、あぁ、このお話はウクライナのお話なんだと、実感できます。 子供のいないおじいさんおばあさんに助けられたかもは、むすめの姿になり、影ながら二人の暮らしを助けようとしましたが、正体がばれて、仲間の所へ帰って行きます。 ただ、一つよく分からないのが、このかもむすめ素直に仲間の所へ帰ればいいのに、仲間が迎えにきても、2回も断っておきながら、3回目に何故か一緒に飛んで行くんですよねー。もしかしたら、3回呼びにきてくれないと仲間のもとへ戻れない魔法でもかかっていたんでしょうか?謎です。
投稿日:2005/06/06
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