4歳になる息子が,「これ,読んでみたい!」「ママ,こんな本もあるんだってよ」「あ,これ知ってる!」
と,夢中になってかじりついた本書。
絵本選びの参考に,「親が読むもの」と思っていたけれど,子供の絵本への扉をひろげてくれるという意外な効果がありました。
「家族の絆」というテーマで集められたけど,堅苦しいイメージではなく,
絵本を楽しもう
家族みんなでおもしろがろう
という明るい雰囲気にあふれています。(もちろん,泣ける本も紹介されていますが!)
子供は毎日,保育園で色々な体験をして帰ってきます。
お友達とけんかしたり,先生に言われたことが納得いかなかったり,もやもやした気分で帰ってくることもあります。
また,「今日は積み木ですごい塔をつくった!」と満面の笑みで帰宅することもあります。
そんなたくさんの体験や思いを受け止めて,嫌なことはすっきりさせ,楽しいことは明日へのパワーへといざなえるのが,「寝る前の絵本」の力だと思います。
毎晩読む絵本は,子供の「教育」的な考えではなくて,一緒におもしろがる,一緒にこわがる,一緒に感動する,という気持ちを共有して楽しんでいきたい。
そんな絵本選びのガイドとして,「幸せの絵本」はなかなかすてきだと思いました。