この本は、作品についての解説や作者の後書きなど一切書かれていないので、主人公の“よしふみ君”は作者の子ども時代なのかな〜という推測くらいしかできませんでした。
そしてぜんさくの「おかあちゃんがつくったる」の続編ですよね…?
きっと、……たぶん。
私は個人的に、日本で作られているチーズはどれもおいしいと思うのですが、このおはなしの“よしふみくん”は、初めての「チーズ」がまずかったんですね。
または、昭和20年〜30年ころって、まだ加工する食品の味はよくなかったのかもしれませんね。
こういう本って、どうやって今の子どもたちに届けようかな?って、ちょっと考えてしまいました。
物があふれて、残ったものは捨てられている時代に育った子どもたちにこういう絵本を紹介するのはちょっと難しそうです。
いろいろ考えてみたのですが、何か、当時背景がわかるものと一緒に紹介するとか、
逆に今の食卓事情が分かるものや、今流行りの不思議な食べ物など《食育》につながる作品と一緒に届けたら、
子どもたちへの面白いアクションになるかもしれませんね。