2014年度読書感想文コンクール小学校低学年の部課題図書。
賛否両論がある作品のようですね。
さきちゃんの6歳のお誕生日でのエピソード。
おばあちゃんとお母さんとの3人暮らし、お父さんは病死。
ということで、タクシー運転手として働き詰めのお母さん。
この日も夜には帰宅するはずが、ハプニングで真夜中までかかってしまうのですね。
その原因は、急病人を見かけたこと。
個人医院に断られたり、救急の現場のリアルを感じ取れると思います。
また、休日が思うとおりに取れない、働く現場の現実も。
ギリギリ間にあうシチュエーションは、フィクションならではで、
ややドラマチックすぎる気はありますが、
お母さんが子どものことを想う気持ちと同じくらい、
社会のために心を尽くしてくれていることを感じ取ってほしいですね。