「こまったときのねこおどり」 なかなかよいと思う みんなの声

どこにいっても、何をしててもうまくいかない主人公のねこ。しまいには捕まえたネズミにすら騙されてピンチに…だけど、それが転機となって一気にハッピーエンドにむかいます。どうにでもなれ！とねこが踊り始めたとき、子供たちは大笑いでした。

昔話にありそうな展開のおはなしが、ポップに
描かれています。なにをやってもうまくいかない
主人公のネコちゃん。ネズミさんにもやっぱり
騙されてしまうけど、それがきっかけで
思わぬ才能に目覚め、、、？！
自分にもまだ気づいていない得意なことがあるのかな、
それにいつで会えるのかはだれにもわからない！
という、前向きな気持ちを、絵本を楽しみながら
感じられる本なのではないのかと思います。
ネズミの捉え方など、かわいらしいタッチでなかなか
ブラックなイラストが描いてあるところも
子供はビックリしながらも、笑っていました。

人がいいのか、どんくさいのか

何をやってもダメなキャラクター、いますね。

どこまでいってもツイていない。

でもでも、ある時、花咲きます！

いつどこできっかけがあるか分からないので、

人生捨てたもんじゃないな〜なんて、

軽く構えているのも悪くないですね。

そんな愛すべきねこのお話でした。

個人的に気に入ったのが、この絵本一枚一枚

黄色地なんです。

めくってもめくっても黄色地！

なんとなくハッピーになりそうな色でした。

何をやっても失敗ばかりのねこさんが主人公。
やっとねずみを捕まえるも、騙されて窮地に。
でも、その時の機転が功を奏するのです。
いつもどおり、黄色の背景の中、ゆったりのんびり流れるいとうひろしワールドです。
一見単調なストーリーですが、ねこさんの懸命な機転に共感してしまいました。
やけくそであれ、一歩踏み出すチャレンジの大切さを伝えたい、ということでしょうか。
ラストのねこさんの姿に癒されてください。