「文研出版」という出版社をそもそも知りませんでした。
出版年月日を見ると、昭和53年!
灰谷さんの児童書は読んだことありますが、いま思い出す限り、絵本はこれが初めてです。
灰谷さんらしいお話だな〜と、思いました。
今の子どもたちは、灰谷さんの作品を読むのかしら?
この方の作品は、
読んだ後に、じんわり暖かい気持ちが生まれるんですよ。
この絵本はどうやら自分の体験記から、ヒントを得て描かれたようです。
一昔前は、子どもたちはこんな感じで、団結力があって、突っ張っていても、正義感が強かったりしたものです。
マンホールとか、工事中の穴とかも結構そこらにあいてて、気をつけないと「うっかり」っていうこともありましたよね?
この絵本を見ていて、子どもの頃を懐かしく思い出してしまいました。
「子どもたちが団結して、知っている犬を救助する」
絵も、さすが長新太さん!といいたくなる作りで、いろいろ楽しめます。
少々時代は古いですが、小学校低学年から高学年のお子さんにいかがでしょう?