「あしたてんきになあれ」 自信を持っておすすめしたい みんなの声

このお話は、子供のころによくやった「あ〜した天気にな〜あれ」のお話でした。女の子が靴を投げたら、晴れのち雪という結果に。本当に雪が降ってきそうな雲が現れて、女の子は雲に頼んで雪を降らさないようにしてもらっていました。本当にこの天気の占いを信じている姿がとってもかわいくって、子供の時の気持ちが思い出されて楽しかったです。

　長新太の絵が、子どもの心をわしづかみにしました。
この共感うずまく絵本は、まるで歓喜の沙汰。
ましてや主題が遠足ですから、狂わんばかりのおお騒ぎです。
もう部屋の中でまねを始めたのですから…。
途中で雲が現れると、外の空を眺めて「うーん？」と唸る。
変化する絵本の雲のカタチを、からだで真似をする。
最後のゆうやけには「きれいだねー」と見惚れていました。
　これはもう体感する絵本です。
何回読まされたことか。感謝、感謝。

「あしたてんきになあれ！」は、子供の頃に行事の前の日とか、普通の日でも運動靴を飛ばしてよくあそんだなあってとても懐かしかったです。
１０月１日は、孫の遠足で、ビーチランドに出かけます。その日は絶対に「晴れ」になってほしいので、願いを込めて何回も何回も「晴れ」にしようと靴飛ばしをしようと思いました。「あしたてんきになあれ！」

遠足前日の気持ちの高まりが伝わって来ました。
靴を飛ばして天気をうらなうことって、祈りのような、お遊びのようなものだけれど、気がすむまで繰返していたように思います。
雲のかたちの不思議さと見事な夕焼け。
遠足前日の興奮と空模様が絡み合って、とてもファンタスティックな物語になっていると思いました。