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発達と障害を考える本(2) ふしぎだね!?アスペルガー症候群[高機能自閉症]のおともだち自信を持っておすすめしたい みんなの声

発達と障害を考える本(2) ふしぎだね!?アスペルガー症候群[高機能自閉症]のおともだち 作・絵:内山登紀夫監修 / 安倍陽子編 / 諏訪利明編
出版社:ミネルヴァ書房
税込価格:\1,980
発行日:2006年03月03日
ISBN:9784623045532
評価スコア 4.6
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  • 困った子ではなく、困っている子

    今や、ADHDやLD、アスペルガーを含む発達障害者は、17人に1人といわれています。
    しばしば、「困った子」といわれてしまう彼ら。
    けれど、彼らは、困った子、ではなく、「困っている子」なのです。

    この本は、知的障害を伴わない自閉症、アスペルガーについて、書かれている本です。

    授業中、いきなり教室を抜け出す子。誰もがわがままだとしかとらないでしょう。
    けれど、彼(彼女)にとって、先生の立て板に水のごとく話す言葉は、「スワヒリ語」なみに理解不能の言語なのかもしれません。(スワヒリ語をよくご存知の方には申し訳ない表現です…すみません)
    いつもと違う、課外授業についていけない。この子は、いつもと違う流れを、大変不安に思っているかもしれません。
    けれど、そういう子供も、絵に描いて説明してやったり、やることの順序を前もって教えたり工夫してやれば、見事に才能を花開かせることができるのです。

    アスペルガー当事者である、翻訳家のニキリンコさんと、作家の藤家寛子さんが共同でお書きになった本を、以前読んだことがあります。
    これは、とても大変かもしれない、と私は感じました。
    自閉症は、心の病ではなく、うまれつきの、脳の機能の障害なのですが、私たちが考えも及ばない苦労が、彼女たちにはあるのです。
    誰が、普段私たちが普通に行っている体温調節が出来ない人間がいる、と考えるでしょうか。
    誰が、嗅覚の敏感さゆえに、世の中は悪臭に満ちている、と感じる人がいると考えるでしょうか。
    皮膚の感覚が過剰に敏感で、雨があたると、非常に痛い、と感じる人がいると、誰が思うでしょう?
    「お客様の声をおきかせください」と書かれたホテルのメッセージを読んで、「意見や感想」と求められているのだな、ときづかず、「ワー!」と声をあげてしまう人がいると、あなたは考えられますか?
    (自閉症者は100人いれば100通りなので、不具合は人によって違いますが)。
    アスペルガーや自閉症の人は、そんな不具合を持ちながら、時にはわがまま、とののしられ、ときにはぐず、と非難されながらも、一生懸命生きているのです。

    ニキさんは、電車が到着するので、三列に並んでお待ちください、というアナウンスがあった場合、
    1人しかいないのに、三列になんて並べない、と非常に不安になるそうです。
    (言葉をそのままとってしまう為。ハイパー律儀とニキさんはおっしゃっています)
    藤家さんは、「お父さんがなくなったら、この置物を頂戴ね」と言ってしまったことがあるそうです。
    それは悪意があったわけではなく、「もし死んだら」というたとえ話が、人を傷つけると思わずに言ってしまったのです。

    私たちが、言葉も風習もよく分からない外国に来たら、誰でも不安に思うでしょう。
    そんな時にガイドになってくれる人がいたら、どんなに助かるか。そう考えると分かりやすいかもしれません。
    私たちは、困ったり、不安に思っているアスペルガーの方がいれば、
    「1人の時は、三列に並ばなくてもいいのよ」
    「人が死んだらっていう、たとえ話は人を傷つけるからやめようね」
    とガイドしてあげることが出来ると思います。
    彼らは、そうしてあげるだけで、ずいぶんと生きやすくなるでしょう。

    自閉症は、とても複雑な障害(障碍)だそうですから、
    私がこうして書いたことに、認識の間違いがあった場合は申し訳ありません。

    この本はとても分かりやすい本だと思いました。学級に一冊あれば、誰でもガイドになれる、とてもよい本なのでは、と感じました。

    投稿日:2006/07/18

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    4
  • 子供と一緒に

    • ふらのっちさん
    • 40代
    • ママ
    • 静岡県
    • 女の子10歳、女の子8歳

    何冊かシリーズで出ている本。
    図書館でまず手に取ったのは私ではなく当時(2006年度)4年生
    だった長女でした。 たぶんクラスメイトに居たからでしょう。
    (病名等詳しく聴かされていないので、アスペルガーかどうかは判りませんが)
    その後もこのシリーズが入る度に熱心に読んでいました。
    少しでもクラスメイトやその他にも校内にいる特別クラスの
    子供達の事を理解したいと思ったのでしょう。
    勿論私も読みました。
    低学年の子には少し難しいかも知れませんが、
    それでも気持ちがあれば理解出来るのではないかと思います。

    どんな状況であれ、今そこにいるその子には何の罪もない事です。 彼らが取る行動の理由を周りの人間が少しでも理解しようと努力して、気持ちをくみ取り一緒に歩んで行ける世の中を
    作ってゆく事が大切ですよね。
    十分にその手助けになる本だと思います。

    投稿日:2007/05/08

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    1
  • 大人も子どもも知るべき情報

    子どもの発達や、発達障がいに関して、関心があり、色々な本を読む機会がありますが、やはり、その特性は一言にアスペルガーと言ってもひとくくりに出来ず、その子に応じた支援や困りごと、こだわりなどがあることを感じます。

    小学校の支援学級などでも、幼稚園でも、皆と同じ集団行動をする中で、一部だけ活動が苦手であったり偏りがあったりする子は当たり前のようにいます。
    なんて自分勝手なんだ!なんて見てしまうと、生きにくくなってしまいます。
    決めつけた見方をするのではなく、色んな子がいるんだという事を知ることはとても大切だと思います。

    この本は小学生でもわかるように、ルビがふられていますが、内容的には大人も読むべき本です。漫画も交え、わかりやすく書かれているので改めてアスペルガーの特性を知るという意味でもとても役立ちました。

    シリーズで他にもいろいろな本が出ているので、読むだけでも価値があると思います。

    投稿日:2017/05/08

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  • アスペルガー

    身近に、アスペルガーの子供がいるので、読みたいと思いました。理解は出来ないかもしれないですが、絵本からアスペルガーを学びたいと思いました。脳の障害だからなかなかそのことを知らないと変わった子だなあって思いますが読んでおけば、その子の見方もかわると思いました。孫も脳の障害を持っているので障碍の絵本は読むようにしています。

    投稿日:2015/04/14

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  • アインシュタインもADHDだった!?

    • Naoはるいちごさん
    • 30代
    • ママ
    • 千葉県
    • 男の子12歳、男の子9歳、女の子4歳、男の子2歳

    ADHDという障害について、5人の小学生を例に挙げて分かりやすく書かれている本です。マンガっぽい部分もあるので、子供にはとっつきやすいでしょう。いわゆる読み聞かせの絵本と違い、教材に近いものです。
    確率的には、30人学級の一人か二人がADHDであると知って驚きました。また、有名人では、織田信長、坂本竜馬。エジソン、アインシュタインらがADHDだった可能性があるとされているそうです。

    投稿日:2006/07/30

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  • みんなで読んで 考えよう!!

    • 奏 ♪さん
    • 20代
    • その他の方
    • 岡山県

    以前にアスペルガー症候群「疑い」(4歳児)の子と関わったことがありますが

    絵本を読んでいても 周りが気になってゴソゴソしたり
    友達にちょっかい出してみたり・・・。

    救急車などのサイレンがなると窓際までとんでいってしまう。。。

    『怒る』というのも違う気がするし、4歳児ともなると他児は長編にも
    興味がでてくるのでどう対応したらよいのだろう、と悩んだことがあります。

    学校の先生や保育士さんともなると 関わる機会が増えるわりに 
    研修なども生徒を抱えていると 参加できる人数も限られてきたりと、
    なかなか専門的な知識が入ってこないと思います。

    そのため実際に関わっている先生、個人での本探し、購入になると思いますが、
    1学校・1園に1冊この本を置いて 全体で本を読み学習し、
    話し合う機会をもうけてほしいな、特に子どもと関わる
    先生方に読んでもらいたいな、と思いました。

    投稿日:2006/07/26

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  • 今現場で問題になっているのは、情緒障害のこどもたち。
    それも、特別支援学級に入らないくらいの、「軽度」の発達障害のこどもたちです。

    コミュニケーションがずれてしまうので、
    家でも、学校でも、自信を持てないケースが多いです。
     
    ひとりひとりは、とても愛らしく、ある意味特殊能力をもっている、
    いわばスペシャルな、「四つ葉のクローバー」なんです。

    もっと周りが理解してあげれば、すくすくと育って、
    クラスのアイドルになるはずの子どもたちなんですね。

    それを、多くの同僚、若い先生方、お家の方にも理解して
    いただきたいですね。 

    だっていつも一番悩み、苦しまれるのは、
    そのお子さんを愛している、おかあさんたちなんですから。

    投稿日:2006/07/07

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