ベルギーの作家さんの児童書です。
主人公はロージーという10歳くらいの女の子。女の子ですが、すごくボーイッシュな格好で描かれているので、読み始めたときは、「女の子だよね?女の子だよね?」と、確認しながら読みました。
多感なお年頃のロージー。
どうもなにかしら親の事情というやつで、母親と二人きりで新しいマンションに越してくるところから物語は始まります。
そこで出会った少年が「ムサ」でした。
この本は原作に近づけるためでしょうか?横文字で描かれています。
日本人の私としては、活字が横文字でながれていくのは、正直苦手なのですが、お話が面白かったので、すぐ気にならなくなりました。
どうやらこのお話はシリーズのようで、
1巻目のこの作品ではロージーとムサの出会いが中心で、ロージーがなぜ、お母さんとだけ暮らしているのか、ムサが周りからあまりよく思われていないのはどういうわけか?という事は、ここでは明かされていませんでした。
なにやら物語はこれからですよ〜という空気で描かれているので、続きがとても気になります。
全部で86ページととても短い本です。絵が多く文字のスースも大きめなので、本に慣れていないお子さんでも読みやすいかと思います。
小学校の4,5年生くらいから中学生くらいのお子さんたちにいかがでしょうか?