乳酸菌、麹菌、納豆菌、酵母菌。
毎日の暮らしでお馴染みのヨーグルト、納豆、味噌、甘酒、パンを作り、最後にはコンポストで生ごみも発酵させて肥料へ。楽しくて、おいしくて、役に立って、「夏休み」以外にもどんどん使える生活の知恵&技術を、マンガを読むような気軽さで紹介してくれる素敵な絵本。
料理本、実用書、という感じでもあるので、子どもたちだけでなく大人の方も発酵食品☆入門編として活用できる一冊。
巻頭(見返し)に「(夏休み)ギリギリ タイムカレンダー」があり、夏休み終了前日までにどうにかできるように日程が書かれてある。切羽詰まった当事者には朗報です(笑)。ヨーグルトなら1日でできる。後は食べて、研究結果をまとめて完成!
でも、夏休みの緊急処置だけで終わらせるのはもったいない。たぶん、自分が子どもだったら、夏休みが終わっても、季節に関係なくいろいろな食品づくりに挑戦したくなってくるだろうなぁ。
料理が好きな人、食べることが好きな人、微生物や科学が好きな人、とにかく手っ取り早く夏休みの宿題を終わらせたい人、暇な人、食費を安くしたい人、安全な手作り食品を求めている人…
などなど、この本を読ませたい人はたくさんあります。
読みやすいけど、意外と内容が深いコラムなどもあり、結構充実しています。ごちそうさま。(合掌)