「オオイシさん」 自信を持っておすすめしたい みんなの声

本来命を持たないものを擬人化してお話にするという才能が素晴らしいですね、この北村直子先生は。非常に楽しく読みました。俳優業だけにとどまらないオオイシさんの活躍に、ただの人間である私ももっと頑張らなければいけないなと感じさせられました。

『ワタナベさん』がなかなか衝撃的だったので、
こちらも間違いない、と手に取りました。
この勘、大当たりです。
主人公は、なんと、大きくてごつごつした石。
まさしく、名前の通りです。
このオオイシさんの日常を描いてあります。
なるほど、こんな活躍の場があるのですね。
後半は、映画スターへの道！？
渋いオオイシさんらしく、時代劇なので、大人好みでしょうか。
オチもなるほど！と納得です。
意外にも違和感がないキャラクター造形に拍手！です。
石パロディもふんだんにあるので、小学生くらいからでしょうか。

大きなごつごつした石の表紙を見て、きっと楽しい本だろうとビビッときました。
この表紙に描かれたオオイシさんは何をするのだろうとユーモア本好きの私はワクワクしました。

予想を裏切らずというより、予想もつかないユーモアな展開に笑いが止まりませんでした。
まさかオオイシ＝大石内蔵助とつながっていくとは思いもつきませんでした。
工事現場で活躍とか、力仕事までは想像がついたものの映画に出るの？
このオオイシさんの謎の存在感の虜になってしまいました。
大人も子供も笑って楽しめるお話ですね。
最後には形の変わったオオイシさんの続編を期待してます。

オオイシさんの大活躍するお話は読んでいて気持ちよかったです。大役から地味なお仕事まできちんとこなすオオイシさんは素敵です。なるほど、こんな役割もあるんだなとびっくり。笑えました。オオイシさんの周りの人たちもみんないい人ばかりだなぁと思いました。後半、オオイシさんはトラブルに見舞われてしまいますが、それも自分の力でポジティブに切り抜けます。うーん、お手本にしたい！
子どもも石が主人公で何となく分かったような感じですが、パレードの場面ではニコニコしながら読んでいました。
色々なシリーズがあったらまた読んでみたいです！

絵本なので、子ども向けだとは思いますが、むしろ読み聞かせをしている大人の方が楽しく読めました。
オオイシさん、人気者ですねー！
表情もちょっとおじさんぽくってそこもいいです。
個人的にはすもう部屋の稽古にオオイシさんが役に立っている絵がツボで笑えました。

大きな石のオオイシさんは、すもう部屋で稽古の相手をしたり、漬けもの石になったりと、大いそがし。ある日、うずまき撮影所の人がオオイシさんをスカウトにやってきました。スターがたくさん出る時代劇の大事な役らしく…。
想像を超えるオオイシさんの活躍ぶりで、一躍人気者になります。
幼児以上に大人が楽しめると思います。

オオイシさんのように、役にたつって、朝から大忙しって

うらやましい限りです。

道路工事・粉のあらびき・子供たちと遊んだり・相撲部屋で稽古の

相手・漬物屋さんに・粉やさん・日陰までつくって・・・・・・・

映画までには、驚きましたが・・・・・・・

私も人のためにやくにたちたいなあと思いました。

オオイシさんのお話。
大きな石のオオイシさんのサクセスストーリーです。
石なのに活躍することを知ってできると実感したら
たとえ海の中に間違って落ちてしまっても
また戻ってくることができるのです。そうそう、できないという思い込みこそよくないのですね

全ページ、お試し読みで読みました。
すごいですね。
普通は、でんと座っているだけの石のイメージをくつがえしてしまうような楽しいお話でした。
こうやってみると、随分石のお仕事の多いことに驚きました。
映画スターになっちゃうと、かけてある題名などが面白いです。
太秦なので京都？と思ったらうずまきでした（笑）

赤穂浪士の大石内蔵助が出てくる辺りから、昭和の時代にタイムスリップしたような作品です。
次々と繰り出される映画シーンに懐かしさがいっぱいですが、リアルタイムで時代を遡れるのは、高齢者になってしまうかも知れませんね。
人気者になったオオイシさんが海に落ちたとき、誰も助けに来ない冷たさが気になりましたが、何事にもアクティブで、人も丸くなった姿に、憧れを感じました。