フィギアスケートがマイブームの娘たちが喜ぶかなっと思って図書館で借りてきました。動物たちと楽しくスケートをする話なのかなぁ、と思っていたのですが、予想以上に面白かったです。
もうすぐ春なのに、なかなか暖かくなりません。外に出ると水たまりには氷がはっています。その上をサナが滑っているとネコのルルや友達が集まってきて、そして見たことのない双子のうさぎもやってきました。
このうさぎと一緒に滑ると、とても不思議なことが起こりました。うさぎたちの滑る足元から、氷になっていくのです。うさぎたちを追いかけ、サナたちは街を抜け、山を滑り降り、崖をひとっ飛び。家の屋根やビルの壁までどんどん滑っていきます。そしていつの間にか辺りが吹雪に包まれ、うさぎに手が届きそうになった時‥‥さてさて、うさぎたちはどうなるのでしょうか?ぜひ、読んで確かめて下さいね。
お話しは前半のサナがスケートをしている場面などはほのぼのとした感じなのですが、後半はちょっとドキドキさせられます。メリハリがあって一気に読めてしまいますよ。
絵も自然がとてもダイナミックに描かれていて惹きつけられます。
しばらくはこのシリーズにはまりそうです。