まだ行ったことのないアメリカ・NY。
こんなふうに様々な大陸・国・文明を背景にした人々が暮らす町なんですね。
そんなことが手に取るように分かる絵本です。
冒頭の、NY全体を上から眺め、だんだん視点が近づいていく感じ。
そこから何かわくわくして、息子も「なんか、面白そう」とページをめくり始めました。
マドレンカの家があるひと区画をぐるっと廻るにつれ、建物の絵も回転していきます。
話しかける近所の人たちの文化がイラストになってて・・色味を抑えた絵がセンス良くてすてきです。
イタリアはとびきりカラフルなんだな・・とか、ドイツは深い緑の森のイメージ
なんだな・・とか。ピーター・シスさんのイメージなのでしょうか。
また、マドレンカの名前も呼ぶ人によってマドレーヌだったり、マデラだったりするのが興味深いですね。きっとマドレンカもそんないろんな呼ばれ方にも馴れ受け入れているのでしょう。
小学生の息子にもこういういろんな世界観を受け入れる大人になってもらいたいな、と思いました。