ルドルフシリーズ、5作目です。
前回のスノーホワイトから約8年ぶり、待ちに待った新作です。
今回はブッチーが主人公。
金物屋の飼い猫だったブッチーが、飼い主の引っ越しを機にノラ猫となっていましたが、最近その飼い主を町で見かけるようになり・・・
思えば、1作目でもイッパイアッテナの仇をうったのはルドルフとブッチーでしたし、ブッチーの子どもたちのお話もあったり、とにかく脇役とはいえブッチーはこの作品には無くてはならない存在です。
例えて言うなら「ハリーポッター」のロンとか、「動物のお医者さん」の二階堂とか、場合によっては主人公よりも愛すべきキャラと言えるかもしれません。
そんなブッチーがある決心をし、それを周りが応援します。
それにしても、ルドルフにしてもイッパイアッテナにしても、この作品に出てくる猫たちは文武両道のスーパーキャットですね!
郵便番号簿や時刻表も読めるし、戦国武将なんかにも超詳しい。
ことわざの類も随所に出てきて、読みながら勉強になります。
そして喧嘩も強い、強すぎる。決闘シーンはアッパレでした!
個人的には大みそかの晩の3匹の会話がツボでした。
続編は出るのかな?
またいつかルドたちに会えるのを期待して待ちたいと思います。