頑張っているおかあさんにも、素敵なプレゼントがありました。
おんなのひとは、クリスマスの夜も働いていました。
ケーキを売る仕事です。
一年で一番忙しい日です。
最後のケーキが売れて、急いで家路に着くおんなのひと。
でも、最後のバスがいってしまいました・・・
サンタさんからもらったプレゼント。
そう、誰にだってプレゼントがあるんです。
それが、クリスマス。
素敵ですよね。
おんなのひとは、家に帰ると女の子のおかあさん。
そして女の子とおかあさんのふたりだけのパーティー。
「おそくなってごめんね。」
女の子は、首をふると、おんなのひとのまだ冷たい両の手に
息をなんどもふきかけました。
お互いを想い、愛しむ母と子。
なんて素敵なおはなしでしょう。
ふたりだけのかけがえのない時間。
それも、サンタさんから頂いた最高のプレゼントでした。
クリスマスに起きたふたつの奇跡。
「クリスマスプレゼント1 はな」と一緒に。
是非、大人の方に読んでいただきたい。
女の人がおしゃれで、素敵な絵。
ゆっくりと流れる時間の中に、
優しさと愛がつまったおはなしです。