「ちいさなこだまぼっこ」 自信を持っておすすめしたい みんなの声

ちいさな谷間に住む「こだまぼっこ」。
仕事は、こだまを返すこと。
毎年3つだけキラキラの実をつけるビワの木を持っていて、
それが自慢。

そんな谷間の近く、
疎開してきたのでしょうか、
老夫婦の家に、小さな女の子、キコちゃんがやってきます。

こだまぼっことキコちゃん。
二人は絵本のラストまで会うことはありません。
話で存在を知っているだけ、
遠くから見守るだけ、です。
それでも互いを思いやる気持ちは強く、その友情、優しい気持ちに
心を打たれます。

繊細な子供たちの心が描かれますが、
4歳の娘にもそのあたり伝わったようで、
「二人はきっと友達になった。最後のビワを半分ずつ食べたと思う。」
と教えてくれました。
理解が深まる小学生低学年にも、もちろんオススメです。

どこか懐かしく温かくちょっぴり切ない，そんなファンタジーのようなお話です。
渡辺洋二さんのイラストもお話によく合っていてよかったです。
「こだまぼっこ」って何だろう？と思うお子さんも多いかも知れませんね。誰かを想う想い合うって素敵ですね。

あまんさん作品は
心をギュッと握られる感じがあります

こだまぼっこ
かわいらしい響きです

はじめ、かわいそうだ何て思わないのです
が、きこちゃんの登場から
きこちゃん自身がもしかして
おとうさん、おかあさんと暮らせない
訳がありそうで
自分のことより、こだまぼっこを案じる

こだまぼっこもはじめは強気ですが
きこちゃんが気になる

なんとも、繊細な感情を枇杷の実で
表わすのでしょ・・・

青と黄色が印象的な絵です

小学校初級向きになっていますが
中学年位でも
また違った感じ方をするかもしれません