どんなにきみがすきだかあててごらん(評論社)
日本語版刊行30周年♪想いのつよさをくらべっこ♥
世界の国からいただきます!(徳間書店)
世界26か国の食べものを紹介した、楽しい大判絵本!
みんなの声一覧へ
並び替え
2件見つかりました
戦争に赴かざるを得なかった二人の若い兵士の物語である。 戦争の最前線で真っ先に死にさらされるのは、階級の低い兵士だった。彼らの多くは、家族のそばにいたかったし、大切な家族を戦争から守りたかったからこそ、戦地に行ったのだ。 戦時下、冷酷な者は平時以上に冷酷になる。優しい人は、平時以上に優しくふるまう。人としてのこの差はなんだろう。 人の命はその人だけのものではなく、 家族や亡くなった人と縁がありつながっていた人のものでもある。 心の中で大事なものが壊れてしまうのだ。 戦争においては、明確に敵の国と味方の国という明確な区切りがあるはずだが、上官に逆らったり、意に添わない動きをすれば制裁を受けてしまう。 なんだ、これは。 戦争ってそもそもなんなんだ。 こんなことがあっていいはずがない。こんなことが許されてはいけない。読み終わってから、すぐさまPCに向かい泣きながらレビューを書いている。 モーパーゴが書かずにはいられなかった気持ちがよくわかる。 怒りと祈りが伝わってくる作品だ。
投稿日:2020/06/28
章ごとに記載されている時刻が何を意味するのか分かった時、モーパーゴの痛烈な怒りを感じました。 必ずしも幸せとは言えないピースフル兄弟の思い出の中で、弟のトーマスは自分の不注意で父親を死なせてしまった贖罪から始まっていました。 兄のチャーリーと、幼なじみのモリーとの三角関係、自分たちの生活を振り回す大佐のいわれなき虐待、…、さまざまなエピソードに繰り広げられる物語とこの物語のタイトルの距離感を埋めたのは、章ごとに刻まれた時間。 兄のチャーリーが、臆病行為という一方的な決めつけで仲間たちに銃殺されるという悲劇。 その処刑執行までの時間に、思い出せるだけのことを思い出したトーマスの追想だったのです。 なんとも重苦しい題材と、青春のきらめき、読み終えて感動と興奮と不条理への怒りが続いています。
投稿日:2013/06/09
※参考になりましたボタンのご利用にはメンバー登録が必要です。
はらぺこあおむし / しろくまちゃんのほっとけーき / おつきさまこんばんは / もこ もこもこ
ぐりとぐら / はらぺこあおむし / バムとケロ / こびとづかん / はじめてのおつかい / そらまめくん / 谷川俊太郎 / ちいさなちいさな王様 / いないいないばあ / いやいやえん / スイミー / 飛び出す絵本
2000万人の絵本サイト
「絵本読み放題」「学習まんが読み放題」「なぞなぞ読み放題」「毎日おはなし365」「読みもの読み放題」「絵本ムービー」は、スマホ・タブレットでご利用いただけます。 詳細はこちら
詳細検索