あっぱれ!われらのてんぐさま(フレーベル館)
ある日、てんぐさまの自慢の鼻におできができて…?
どんなにきみがすきだかあててごらん(評論社)
日本語版刊行30周年♪想いのつよさをくらべっこ♥
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8件見つかりました
ウィーズナーの作品はどれをとっても、本当に描写が丁寧で素晴らしい仕上がりの作品になっています。 「大あらし」って、日本でいうところの台風ですよね?雨も降っているし…。 兄弟のやり取り、飼い猫のしぐさ、表紙絵を見ただけでも、このお話がどんな物語なのか、何となく想像することができます。 個人的に猫は大好きなのですが、特にタオルでごしごしやられているときの「なんかむかつく」的な表情は、いかにも猫がしそうでおかしかったです。 この主人公の兄弟的には前半の嵐自体よりも、むしろ後半の嵐によって起きた出来事の方が大事だったようです。 想像力のある男の子たちなら、一度はやってみたいだろうごっこ遊びがたくさんでてきました。 ワクワクする冒険が好きの男の子たちにお薦めしたい1冊です。
投稿日:2012/01/30
1956年生まれのデイヴィッド・ウィーズナー。 彼は、2002年「3びきのぶたたち」2007年「漂流物」でコールデコット賞を、1989年の「フリーフォール」1992年「かようびのよる」2000年「セクター7」でコールデコット賞オナー賞を受賞しています。 この作品は、1990年初版で、原題はHarricane。 大型のハリケーンが来る一夜のシーンから物語は始まります。 停電の中、家族が暖炉の前で食事するのも良い感じですが、兄弟の会話が実に楽しめるもの。 嵐が過ぎ去った後、にれの木が倒れていて、それからの展開がウィーズナーならではものです。 ジャングル探検したり、7つの海を航海したり、宇宙を旅したりと、倒木とともに兄弟の想像力豊かな遊びが展開します。 「ときにはだたそこにすわって、あたりのけしきをながめた。 木はとくべつな場所だった。 ひみつの夢をたっぷりつつめるくらい大きくて、冒険をこっそりわけあえるくらいにちいさな場所」 こんな記載があります。 兄弟にとって倒木は恰好の遊び場だったようですが、子供なら誰しも憧れるものでしょう。 そんな心理を上手く描写した作品です。 ウィーズナーにしては一寸現実的過ぎる感がありますが、充分に楽しめる作品だと思います。 活き活きとした絵は、やはり見応えがあります。
投稿日:2011/04/09
ハリケーンに襲われた夜の緊張感から解放され、翌日晴れ渡った空の下で倒れていた大きなにれの木に自分たちの空想を拡げる兄弟。 子どもの視点で嵐を見つめています。 倒れたにれの木の上で、ジャングルに行ったり大海原に出たり…。 倒れたにれの木は切られてしまいましたが、また嵐が来そうです。 今度はあらしの夜にも冒険の空想が拡がりそうです。 冒険心たっぷりの少年にお薦めです。
投稿日:2010/12/25
非常食に、戸締まりに…何かと気ぜわしく、不安な大人に比べ、 戸の補強に貼るガムテープでも遊んじゃうこどもたち。 すごく共感できる絵本です! 私も子どもの頃は、台風を待って窓からずーっと外を見ながら、雲の流れを追い、 できれば停電になるといいな〜なんて思ったり。 倒れた大木なんてあったら、嬉しかっただろうなあ。 木の延長上で船になっていたり、スペースシャトルになっていたり… そんな所の絵はとてもウィーズナーらしいです。 最後の猫が見ている窓の外は、もうこれこそ、ウィーズナーの遊びで こういうところが大好きです♪
投稿日:2008/07/28
去年の末、バンクーバーに歴史的な大嵐が来て 街の自慢だったスタンレーパークの木々たちは 見事なまでに根こそぎやられてしまいました。 大人の目線でいくともちろん被害が第1に頭をよぎります。 でもこの絵本のように誰にも被害がなく こんな大きな1本の木が家の前に横たわっていたら 子供はやっぱりワクワクするかも。 だってなかなかできない体験ですもん。 男の子兄弟が繰り広げる想像の世界はジャングル、海、宇宙と とどまることを知らず楽しいものに。 この兄弟と一緒に行動を共にする猫が又面白くて 娘はこの猫の一つ一つの表情や行動を追っていました。 するする、こんな姿〜なんて(我が家にも猫がいるもので)。 それと木のてっぺんの部分の葉の茂みの中で 入り込んで牛乳パックを飲んでいるページ、 葉の影が見事に描かれていて立体感溢れています。
投稿日:2007/07/06
風速22m、最大瞬間風速40mのハリケーンがやってくる。 デイヴィッドとジョージの家では買い物も済ませ、戸もしっかり補強。 夜は停電になってしまい外は風がうなりをあげている。 だんろのそばで家族で肩を寄せ合って過ごした。 嵐が過ぎ去った次の日、外には大木がなぎ倒されていた。 でも、その大木は絶好の遊び場に! 嵐がやってくるドキドキや不安、でもその中に見え隠れする 普段とはちがったものに対するワクワクがとても見事に表現されていました。 なんだか分かる気がします! 台風接近のニュースにはどんなに強い風が吹くのだろうと 不謹慎ながら私も思わず想像をめぐらせてしまいます。 息子は二人が倒れた大木でいろんな遊びをするのがとても気に入ったようです。 ジャングルや大海原、ひろい宇宙にもなるなんてとっても素敵! デイヴィッドとジョージにとっては大歓迎の嵐。 絵もとても訴えかけるものがあり、ワクワクがたくさんの楽しい作品でした。
投稿日:2007/03/15
台風がやってくると何だかわくわくしませんか?私は子どもの頃、風がビュービュー吹く音や風が雨戸をたたく音などにわくわくしていました。 そんなわくわくする気持ちを見事に描いた本です。 嵐が過ぎ、2本の木のうちの1本が倒れる。その木を使って何をしようかと想像を膨らませる兄弟。もう一本の木が倒れないかという兄弟のワクワクする期待が伝わってきます。 この本を読んだ子どもたちも、台風のあとに何が起こったか探してみたくなると思います。
投稿日:2006/11/18
最大瞬間風速40メートルのハリケーン襲来の夜、停電のために家族は暖炉やランプの灯で過ごした。 でも、だいじょうぶ。パパもママもいます。 外は嵐が全開でも、家の中は暖炉が灯り、ここちよい雰囲気。 非常用ランプをもって、寝室にもどったディヴィットとジョージは話します。 「おもてでは、なにかこわいことがおきてると思う?」… 外がどんなに荒れていようと、家の中で、みんないっしょに火を囲んでいるだけでこんなに安心できるんだなぁ。 でも、そこは男の子ふたり兄弟。しっかり、嵐が去った後のことを思って、わくわく。 翌朝、兄弟は、楡の大木の倒壊に驚きつつも、倒木をジャングルや船、ロケットに見なして存分に遊びます。 身近な自然は、少年たちの絶好の遊び場。 こんな嵐ならまたきてほしいな、と思ってしまうほど、冒険心がかきたてられ、想像の世界がぐーっと広がる絵本です。
投稿日:2002/11/19
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