長男が好きな「びゅんびゅんごまがまわったら」の宮川さんの児童書だと知り、
図書館で借りてきました。
達也のお姉ちゃん・加奈は6年生。
運動会のリレーのアンカーで1位にゴールしたけれど、失格に。
翌日、おじいちゃんに呼ばれて、姉弟が親戚の集まりに行くと・・・。
褒めることに比べて、なぐさめることって本当に難しい。
この本もきれいごとなお話だったら嫌だなぁ、と思いつつ読み始めましたが、
おじいちゃんの家で話された失敗談は、どれも現実味があり、ぐいぐい引き込まれました。
特に、おじいちゃんの失敗談では
失敗をごまかそうかと逡巡したり、
謝るしかない自分を責める気持ちが語られ、泣けてしまいました。
私も、普段から自分の失敗談を話題にしておこうかな。
みんな失敗するから、失敗しながら大きくなれ!の想いをこめて。
そして、身近な学校生活を描いたこんな作品に触れることも、
ちょっとは彼の力になってくれるかな?
長男は一人読みで集中して読んでいました。
小学生とその親御さんにおすすめです!