つぶらな瞳、可愛いしぐさと表情、もぐちゃん可愛い、可愛すぎます!
そして、とても丁寧に細かく、毛の一本一本まで描かれているので、触った時の感触まで、想像してしまいます。
木の芽を食べて、どんぐりを食べて、桜の花も食べて・・・。リスっていろんなものを食べるのですね。「おおきくなったでしょ」と確認を求めるように、こちらを見るもぐちゃん。早く大きくなりたいんですね。丁度、この本を楽しむ年齢の子どもたちも、おそらく、同じ気持でしょう。共感を持って読めますね。「早く大きくなりたい」っていうことからは、生きることへの前向きさが感じられます。
こりすの愛らしさ、自然の移り変わりと美しさ、成長する喜び、「生」への肯定感。小さな絵本から、たくさんの豊かなものが伝わってきました。
こんな美しい絵本に、小さい頃から触れていたら、きっと素晴らしい、美的感覚が育つことでしょう。出会えた子どもさんは幸せだと思います。