こんな季節にぴったりの絵本を見つけました。
村上康成さんの『そらはさくらいろ』。
最初のページは、見開きで若草萌ゆる丘に大きな桜の木が三本。
女の子が地面に寝転がって、空をみています。
そして、書かれた文章は「さいた さいた、さくらが さいた。」
そこから、女の子が見ている青空が次々と描かれていきます。
犬やチョウやカエルたちが女の子に何をしているのと尋ねます。
女の子はいつも「そらを みてるの。」とこたえます。
その空にいつのまにやら、たくさんの桜の花びらが舞い始めます。
青空はそんな桜の花びらで「さくらいろ」になっています。
村上康成さんの素朴な絵にふっと春の夢を見るようです
桜は咲き始めたばかりの一輪二輪もいいけれど、
やっぱり桜は満開がいい。
咲くのが遅かった今年の桜、どんな光景を見せてくれるだろうか。
どんな思い出を残してくれるだろうか。