かぎばあさんの3作目。
今度の主役は飛子(たかこ)という女の子です。
彼女は「ふしぎなかぎばあさん」の話を読んで
かぎばあさんが大好きでした。
ある雪の帰り道。友達の一樹くんがカギを落として困ってました。
「かぎばあさんが来てくれたらいいのにね」って言うと、
「大丈夫。ボクのカギには住所と名前が書いてあるから
拾った人が届けてくれるし、友達の家に行って待つよ」って。
飛子(たかこ)が、一樹くんのカギを探しながら
帰っていると、なぜかかぎばあさんが現れるのです。
本の挿絵で見たとおりの姿で、同じように何百本ものかぎ束を
もって・・・。
あれ?おかしいな?
よく見ると、左の頬にちいさなほくろもあるかぎばあさん。
挿絵と違う???
しかも、手料理は時間がかかるからと
焼けばすぐ出来るグラタンを黒い手提げから取り出し、
読んでくれる紙芝居は
「人を見たらどろぼうと思え」
う〜ん、なんか変。今までと、なんか違う・・・。
タイトルがにせもののかぎばあさんだから、
もしかしたらニセモノなの???
うちの兄ちゃん、本気で止まらなくなったようで
2作目と3作目はいっぺんに読んでしまいました。
読み終わって一言。
「おもしろかった〜!!」
はい。ホンモノとニセモノ。違うよね、ホント(笑)