三木卓さんの楽しいファミリーものに、高畠さんのイラストがすごくあっていて、とても楽しかったです。
主人公のヨシオくんは、小学校低学年くらいの男の子で、おかあさんいわく、予想外に生まれてしまった子なので、お姉さんお兄さんとは少し年が離れています。
年の離れた兄弟というのは、昔はよくあったみたいなことを作者があとがきに書いてますが、今も、結構いたりします。
(少なくとも、うちの子の友だちのところには、5,6歳から、ヘタしたら10歳以上離れてしまった兄弟姉妹がいるんですよ〜。みなさんの地域ではどうでしょうか?脱線してしまいました…)
日常生活の中で1人、小さな子どもであるイトウ(ヨシオ)くんが、
家族に思うことや感じたことを面白おかしく簡潔にまとめてくれています。
特に80点を取ったのに、褒めてくれず持論を淡々と弟に語るお兄さんは面白かったです。
お母さんが少々自分本位なのが気になりますが、子どもたちがこんな風に感じるお母さんって、意外と多いかも…。
話的には短かいですし、字も大きくて読みやすいので、小学校低学年から、中学年くらいの子どもたちに特にお薦めしたいです。