私が小学生の頃はまった本です。
私の母も大好きで、ある日母の部屋からひきつったような笑い声が聞こえてきたので、何事?と覗くと、この本を読んで泣きながら大笑いしていました。
そう、本当に涙が出るほど笑えるところが幾つもある楽しい本なのです。
クマゆえにみんなが常識と思っていることを、なんなく覆してしまい、こちらの方が、そういえばなんで頑固にこれが常識だと思っていたのかしら、もっと臨機応変に考えてもいいのになんて考えてしまうことが次々出てきます。
パディントンとブラウンさん一家の温かい家族愛も必見です。
余談ですが、パディントンという固有名詞を知ったのは、この本でだったので、名探偵ホームズシリーズのお話の中に、パディントン駅が出てきたのを見つけたときは、思わず「おお!」と歓声を上げてしまいました。