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どうぶつのわかっていること・わかっていないこと

どうぶつのわかっていること・わかっていないこと(小学館集英社プロダクション)

「答えのない問いに向き合う力」をはぐくむ新感覚の絵本

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ぼんさいじいさま自信を持っておすすめしたい みんなの声

ぼんさいじいさま 作・絵:木葉井 悦子
出版社:ビリケン出版
税込価格:\1,760
発行日:2004年04月
ISBN:9784939029325
評価スコア 4.63
評価ランキング 3,573
みんなの声 総数 18
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13件見つかりました

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  • 背筋がすっと伸びるおはなし。

    • ちゅら。さん
    • 40代
    • その他の方
    • 千葉県
    • 男の子15歳、

    ぼんさいが大好きな、ぼんさいじいさま。

    心優しいぼんさいじいさまの庭には、じいさまに助けられ、可愛がってもらっている生きものがたくさんいます。
    とても居心地の良さそうな庭です。

    ある春の日、満開になったしだれ桜の盆栽にひいらぎの冠を被ったひいらぎ少年が「お迎え」に現れました。

    「きょうのことは ずーっとまえからきまっていたこと」と。

    ぼんさいじいさまは、大好きなたばこを一服。
    しだれ桜の枝にちょっとさわり、背筋をすっと伸ばして出かけます。
    庭の生きものたちは、大好きなぼんじいさまにお礼とお別れを告げます。

    ゆっくり、温かなお話しです。
    一歩一歩、大切に時を刻んでいます。

    春風にさらわれる桜の花びらのように、いくべき時に、誘われるままいくべきところへいく。

    実直に、まっすぐ生きていきたい、と思う絵本でした。

    投稿日:2012/04/24

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    1
  • 死が迫ったとき

    • まことあつさん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子7歳、男の子5歳

    死が迫ったとき、
    このぼんさいじいさまのように
    落ち着いて迎えられるでしょうか。

    たぶん今は子どものことや仕事など心残りがありすぎて、
    慌てふためくかもしれませんが、
    絶対死なないって保証はないし、
    毎日後悔しないように、
    少しでも家族が困らないように
    やり残さずに生きたいです。

    しんみりと心に残る絵本でした。

    投稿日:2020/08/18

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  • これって、

    含みのある展開で、どうしても浮かんでくるのは死ぬ間際の自分です。
    子どもはどの様に受けとるのだろうかと思う前に、大人のための絵本であることを認識しました。
    この絵本のように、安らかに死を受け入れられたら、なんてしあわせなのでしょう。
    広い目で見たら、自分の暮らしが大きな箱庭のような気がして来ました。

    投稿日:2019/09/09

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  • こういうのだと良いですね

    大好きな盆栽に囲まれて
    丹精込めた一番みごとな枝垂桜が満開になった朝
    おじいさんのところにお迎えがきました。
    なんて気持ちのよい朝でしょうか。
    ひいらぎ少年がお迎えにやってきたのですね。
    なによりもすてきなのは一緒に庭で過ごした
    生き物たちが別れを惜しんで挨拶してくれることでした。
    この生き物たちといつか再会できるといいな。

    投稿日:2017/12/04

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  • 「盆栽」かぁ〜
    いいねぇ〜
    と、何も考えずに図書館から借りてきました

    思わぬ展開に
    えっ!?

    とっても、びっくりです

    おじいさんの落ち着き
    動物達の見送り

    今までのおじいさんの日々の生活の様子
    そのままに
    そのままで、最期を自然に迎え
    お別れをしています
    自然を愛する人だからこその
    最期だと思われます

    カバーにある
    児童文学評論家 西本鶏介氏の

    「善なる魂の永遠に生き得る世界」

    等の文章に
    なるほど・・・
    と、頷いてしまいます

    素敵な作品です

    こどもは、どんな風に感じるのでしょうか
    「死」について考える時にも
    素敵な題材かと思えます

    終活が話題の今
    元気な年配者にもいいのかもしれません

    これは、買わないと・・・(^^ゞ

    投稿日:2014/01/01

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  • 命が終わることのあたたかさ

    息子は1歳ですが、毎晩のように「じいちゃん、じいちゃん」といってこの絵本をせがみます。
    内容はぼんさいが大好きなおじいさんが、飼ってきた動物や家の周りに住んでいる生き物すべてに見送られながら、この世ではないどこかへ旅立つ物語です。
    大人が読んでも素直に感動できます。
    最初、1歳の息子には文章が多いかな、と思い、かなり飛ばし読みをしてきましたが、1歳8ヶ月になって、本文をきちんと読んでも集中して聞いていられるようになりました。
    じいさまが弁天さまに「おはようございます」というと、息子もペコリと頭を下げます。
    たくさんの生き物がでてきてじいさまにさよならを言うページが大好きで、ひとつひとつの生き物を指で指しては「ぼんぼ(とんぼ)」「ちょうちょ」「でんでん(むし)」などと言葉もたくさん増えてきました。
    いまはじいさまがどこへ行ってしまったのか、息子は理解していないでしょうが、いつの日か読み返して、心温まる生命の終わりにじ〜んと感動してくれると思います。

    投稿日:2010/11/07

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  • 死と向き合うとき

    • はしのさん
    • 40代
    • パパ
    • 神奈川県
    • 男の子15歳、女の子13歳

    美しい絵本です。
    盆栽の、満開のさくらの木の脇に立つ、ぼんさいじいさまが描かれている表紙を見るだけで、心が和み、安らいでいくような気がします。

    細いペンで引かれた黒い線のうえに、(おそらく)水彩で淡く彩色されていて、動物たちと穏やかに暮らしている、ぼんさいじいさまの生活を見事に表現しています。

    そんな平穏な生活を送っているじいさまのところへ、ひいらぎ少年がやってきます。そして、こういうのです。

     「ぼんさいじいさま、お迎えにきました」

     「じいさま、きょうのことは、ずーっと前からきまっていました」

    すると、じいさまは、たばこをいっぷくすると、「じゃあ、でかけようか」と背筋をのばして答えるのです。
    じいさまは、自分の人生に満足し、生き切ったと思っているのだと思います。

    お別れのあいさつをしにやってきた、じいさまにかわいがられた動物たちに見送られ、じいさまとひいらぎ少年は、桜の花びらが散るなか、かぜのむこうにきえていきます。

    でも、そのうしろ姿は決して寂しいものものではなく、しあわせな世界へ旅立っていくかのように見えます。

    ひいらぎは、古くから、邪鬼の侵入を防ぐ魔除けとして庭木に使われてきたそうです。じいさまもひいらぎ少年に守られ、無事にしあわせな世界へ到着することができるでしょう。

    この絵本には、「死」という言葉はでてきません。
    死というものは、幼い子どもにはわかりずらいものです。また、なぜ死んでしまうのかと理不尽に思うこともあるでしょう。
    そんなときに、この絵本を読んであげたら良いかもしれません。

    投稿日:2010/07/22

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  • 死ぬのってこわくないんだ

    泣きました。
    出会いは、読み聞かせの現場で、意表をつかれました。
    ちょうど祖母がなくなってもうすぐ3回忌というときで、
    ああ、こういうふうに亡くなったのなら、
    それはとてもうれしいことだなと思って泣きました。
    この絵本は、お葬式や、法事のときに
    参列者に配ったりしてもオツだと思います。
    せめて、身内で悲しみ過ぎないように、
    とくにお年寄りがなくなったときなんか、
    これを読み聞かせして、
    出棺なんて、すばらしい演出だと思います。
    私がおばあちゃんになったら、
    私のところにもひいらぎ少年がきてくれるかな。

    投稿日:2009/02/09

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  • 心にしみてきます

    • おるがんさん
    • 40代
    • ママ
    • 高知県
    • 女の子、男の子

    こんな風におだやかに死を受け入れて、おだやかに逝けるのは、きっとこのじいさまが、
    この世で生を全うされたからでしょう。

    子どもたちの祖父が、先日亡くなりました。
    子どもたちにとって、身近な死は初めてでした。
    ぽっかりと心に大きな穴があいて、悲しみがあふれてきました。
    でも、好きなことをして、周りの人々を元気にしていた父なので、きっとこのじいさまのように、
    おだやかに逝ったのだと信じています。

    この絵本に出会えて本当によかったです。

    素朴な絵もすてきです。
    ほっこりとしてきます。
    最後の後姿が印象的です。
    身近な死を経験する前に読んでいれば、きっと悲しみを乗り越える助けになってくれると思います。
    もちろん、後でも。

    投稿日:2008/02/21

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  • とても静かで穏やかな旅立ち

    • 金のりんごさん
    • 40代
    • ママ
    • 神奈川県
    • 女の子12歳、男の子9歳、男の子7歳

    子どもの本の専門店で、お店の人が「この本いいわよ〜」と紹介してくれました。
    題名と概要は知っていましたが、どことなく地味な感じがしてなかなか手が出ない本でした。
    お勧めの声に押されて、そのとき初めて読んでみました。
    今までに見たことのない、不思議な感じのする絵本でした。
    死を扱った内容なのに、全然悲しさがないのです。むしろ温かく、清々しささえ感じられます。
    絵は決して好みではありませんが、全体に流れる時間のゆったりとした動きがとても穏やかなのです。
    その穏やかな中で、ぼんさいじいさまの最期の時がやってきます。
    慌てずあせらず、ゆっくりと皆に別れを告げるじいさまの姿が胸を打ちます。
    最近、娘がこの本を読みました。
    絵本の紹介本に載っているのを見て、自分で図書館から借りてきた娘ですが、「死」という言葉は、全く使われていないので、今ひとつ状況が掴めないようでした。
    もう少し大人になったら、このゆったりとした流れの中に入っていくことができるかもしれません。

    投稿日:2007/02/28

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