3歳11ヶ月の息子に読んでやりました。タンポポが大好きなモルモットくんたちは、たくさん咲いていたタンポポをみんなで食べつくしてしまい、食料危機。ところが、クリストファーくんの家の裏に最後のひとつのタンポポがまだ残っていることを発見し、それを大切に、大切に、よだれがたれ、何度食べてしまおうかという誘惑に負けそうになりながらもなんとか種まで育て、その種から繁殖させることに成功。またこの村にタンポポが戻ってきた、というお話。
好きだからといって、将来のことも考えずに食べつくしてしまうという食料危機のお話でした。私たちも決して他人事ではないのですよね。そういう重要なメッセージを含めた絵本ですが、あまり肩肘はらずにソフトなタッチで書かれているので、子供でも十分楽しめると思います。息子はタンポポが好きで、とくに綿毛にむかってふーふーふいて楽しんでいましたね。