どいかやさんといえば、色鉛筆でかわいらしい絵を描かれる作家さんというイメージがあったので、この絵本のフェルトを使った絵を見たときは驚きました。こんなにも違った形の絵をどちらも素敵な作品にしてしまうどいかやさん、感心するばかりです。
フェルトや毛糸や、モチーフ編みで描かれていて、シンプルだけどとてもかわいい絵本です。フェルトによる雪のフワフワ感がすばらしい。暖かい素材で冷たいものを描くとは、さすがだなと思います。
5歳の娘のもお気に入りで、お花が飛ばされる場面ではあ〜〜〜と叫んだり、夢中になって一生懸命読んでいました。
寒い冬に暖かい部屋で読みたい1冊です。