かこさとしさんはどんな気持ちで40年ぶりに続編を書こうとおもったのだろうと考えてみました。
いや、そう考えざるを得ないほどたくさんのメッセージが詰まった続編たちなのです。
ウラウララ〜♪だけでは生きていけない現実感。
細かい問題を一つずつ解決していかなければ前には進めない現実と
それを楽しみながらクリアしていく強さ。
人は一人でできないことも仲間と協力し成し遂げられる。
商売の楽しさ。
どれも確かにそうなのですが、
かこさとしさんからのもっとも強いメッセージを感じたのは
結婚観です。
大恋愛なのかと言えば違います。どのお話も近くにいる人と結婚するのですが、相手の両親に勧められて・・とか現代っ子の私からしてみれば
「そんな簡単に結婚しちゃうの?」と戸惑いすらありました。
でも結婚とはそんなことでいいんだよというメッセージを感じます。
晩婚化がすすみ結婚をしない希望しない若者が増えている中、
結婚って一緒に一生懸命生きていける気の合う人とすればいいんだよ、難しく考えることないんだよと背中を押されている感じでした。
(結婚してしまっていますが…)