『123 TO THE ZOO』が原題。
エリック・カールさんの数の絵本。
実は、文章無しの作品でしたが、日本で出版の際、作者と相談し、
文章をつけたとのこと。
それだけに、添えられた文章は、ナビゲーターのようで、ありがたいですが、
慣れたら、絵だけで楽しむのも一手かと思います。
機関車が登場し、1両1両、動物たちを運んでいる趣向です。
もちろん、頭数はどんどん増えていきます。
個性的な動物たちの造形は愉快ですし、その配置もお見事です。
おお、へびが9匹、圧巻です。
さりげなく描かれたねずみも要チェックです。
仕掛け仕立ての動物園もにぎやかで素敵です。
巻末には、エリック・カールさんのコラージュ制作の秘密も明かされてあり、
こちらも必見です。
幼稚園児くらいから、その色彩をたっぷり体感してほしいです。